うちの娘は夏生まれ。
涼しくなってきた頃から外にも出かけるようになったんだけど…

あれ??
お気に入りのカシミヤのニット…

えーっ!😭
腰の部分が擦れて穴が空いていたのです。恐るべし、抱っこ紐による服へのダメージ…。
穴が空いたら仕方ない…と逆に理論(?)で「抱っこ紐用」としてそのまま使い続けてダメージはさらにひどくなり。(1つだったはずの穴が3つに増殖してる…。)


暖かくなってきたしもう捨てなきゃって何度も思ったんだけど、10年以上使いつづけて愛着あるし、使い勝手いいし、着心地もいいし、で捨てる気になれなくて…
自分でダーニングでお直しすることにしました。
裁縫が苦手だってお直しできる!
やってみてわかったけど、ダーニングは糸始末以外はあんまり裁縫っぽくないので裁縫が苦手でもできます。
反復作業や、編み物や機織りが好きな人には特におすすめ!
図書館でたまたま本を見つけて知った「ダーニング」。ヨーロッパのほうで昔から行われている衣類の修繕の方法らしいです。
でも私何を隠そう裁縫は苦手。この前も子供の服にイニシャルを刺繍しようと思って何時間もかけたけど全然できなくて断念したばかりでした。
それでも今回やってみることにした理由はひとつ。
この本に載っていたダーニングされたセーターが、可愛すぎて、可愛すぎて…!

カラフルな糸でいろんなところをダーニングされてたのが可愛くて衝撃だった!
すっごいおしゃれなパッチワークって感じ
ダーニングをするときはダーニングマッシュルームなる道具が必要らしいんだけど、キッチンにあるおたまとかいろんなもので代用できると書いてあったので、木製のおたまを使います。(刺繍用の枠みたいなやつは使わないのが意外だった!)
ニットの穴あき部分を当ててゴムで固定して

まずは縦糸を通します。このまえ刺繍に挑戦→失敗してほぼ丸々余っているグラデーションの刺繍糸を使います。
穴が3つ空いているので、本当はそれぞれ違う糸でパッチワークみたいにしたかったんだけど、穴と穴が近すぎるので断念。3つまとめて塞ぎます。
右上から始めて、上から下へ、1列左に移って下から上へ。これをただただ繰り返していきます。

縦糸が全部通りました!
なんかスカスカな気がして不安が残りますが、やってみないとわからないので横糸に移ります。
90度回転させて、また右上から針を通していきます。
縦糸の下をくぐらせて、次は上を通して、次は下をくぐらせて…。
機織り機のおもちゃを持っていたので要領は簡単だけど、手先の器用さはまた別の問題。

たまに180度回転させて、通した糸を針で手前にぎゅうぎゅう押すと、みっちり詰まっていい感じになりますよ。
そしてついに!端まで糸が通りました。

吟味しながら作業すること約2時間でした。(要領が掴めてきたから次からは半分くらいの時間でできそうです!)
ダーニングが癒しタイムに…!

ダーニング作業の感想は「究極の単純作業」。(手芸だからいくらでも創造性は発揮できるけど、一番シンプルなやり方をすると究極の単純作業ってことね。)
ただただ。もくもくと。糸を通していく作業です。
そして予期しない副産物。これやっていると瞑想状態になってきます。
ヨガとか習いに行ってもそうそう瞑想状態になれないのに!!
1歳児相手にいつもイライラしてるので、頭がリセットされるのは久しぶりの感覚です。
定期的に作業することでイライラの頻度が下がりそうな嬉しい予感もしています。

YouTubeとか見ながら作業したくなるけど敢えての無音で黙々と作業するのがおすすめです!
ニットへのダーニング。初挑戦の仕上がりは?

こちらが最終的な仕上がりです(上の写真は糸始末はまだ)。
ちなみに裏側のほうはこんな具合。


裁縫で一番嫌いなのは糸始末なんだけど、ダーニングも糸始末が一番気が重かった!
…結局普通に玉留めしただけだけど
正直言うと、背中の真ん中にお直しした跡が目立って微妙な仕上がり。…ですが!!!
このニットはほかの部分もいろんな色でお直ししてパッチワークみたいにしたい所存。
本で見ためちゃかわいいダーニングされまくったニットを目指してます。
これからも子供に汚されたり破られたりしたらちょっとずつ直して思い出のニットとして大事に使うのです。

ダーニング楽しくなっちゃって娘の穴の空いたズボンにもやったんだけど、一瞬で終わったうえに子ども服だと妙に仕上がりがカワイイ!!
ドロドロになった服にわざわざダーニングする気にはなれないけど、買ったばっかりなのに引っ掛けて穴が😭みたいなときにめちゃオススメです
👇️私が参考にした本はこれだけど、ほかにもダーニングと刺繍が両方載ってるような本もあるので本屋さんで自分にあったのを探してみるのも楽しそう!
コメント