はじめての赤ちゃん連れでの新幹線旅、ドキドキ、そしてちょっと恐怖ですよね。
新幹線で騒がないかとか、座席はどこがいいのかとか、気になることはたくさんあるけど、わたしたち母乳育児勢の最初の心配ごとは「新幹線乗ってるときの授乳ってみんなどうしてるの?!」

0歳の赤ちゃんを連れて、東京から大阪へのぞみで出掛けた私のことなんだけどね!
でも大丈夫!
東海道新幹線には、ママと赤ちゃんが快適に過ごせる“授乳室”がちゃんと用意されていました。
このガイドでは、東海道新幹線の授乳室の使い方や場所、さらに利用の際の注意事項をわかりやすく紹介します。
これを読んで、はじめての新幹線旅、安心して帰省や旅行をしてくださいね。
東海道新幹線の授乳室の場所をチェック!

東海道新幹線には専用の「授乳室」という名前の部屋はありませんが「多目的室」を授乳室として使わせてもらうことができます。
多目的室は各列車に1か所設置されていて、授乳のほかに体調不良の方の休憩などにも利用されている個室です。
多目的室は11号車にあることが多いですが、乗る列車が決まったらチェックしておきましょう。
多目的室の近くの座席を予約するといいですよ!

ベビーカーも持ち込むなら「特大荷物スペース付き座席」で予約するといいですよ。
11号車に近い特大荷物スペース付き座席は人気だから予約は早めにね!

おむつ替えは台は基本、どの車両のトイレにもあるから、そっちは気にしなくて大丈夫。
新幹線のおむつ替え台にはズレ防止ベルトが付いていて、隙あらばうつ伏せになりたいうちの子が動けなかったくらいだから、そこらへんのベビー休憩室よりもささっと済んだよ
スマホで簡単!多目的室の使い方

多目的室があるのは新幹線のデッキ内。
トイレの近くにあるのでトイレと同じ使い方で、直接多目的室まで行って中に入れると思いがちですが、実は違います。
多目的室は普段は鍵がかかっているので乗客が自由に入ることはできないんです。

体調が悪くなったお客さんとか必要な人が必要なときに使えるように、しっかり管理されているんだね
乗務員さんに声をかけないと多目的室は使えないっていう事前情報を入手していた私。
赤ちゃんがおなかがすいて泣いてる中、乗務員さんを探して声をかけて…ってハードル高いなあ。って思ってました。
そして、実際に新幹線に乗って授乳タイム。
車掌室は8号車なので、12号車からそちらに向かったんですが、なんのことはない!車掌室は何も気にする必要ありませんでした。
車掌室よりも手前に多目的室があったから見てみたら、多目的室の前に乗務員さんを呼ぶ仕組みが!
その方法は予想だにしなかったQRコードでした。
自分のスマホでQRコードを読み込んだら、あとは面倒なことは何もなくて、画面の選択肢にそって「授乳できる場所を」というやつを選ぶだけ!
その場で待っていると乗務員さんが来て、多目的室の鍵をあけてくれました。
ちなみに使用後はまたQRコードを読み込んで画面で終わったことを連絡すればOKです。
多目的室が使用中のときの授乳はこうする!

多目的室がすでに使用中の場合、当然ですが利用することはできません。
そういうときはどうしたらいいのか不安になりますよね?

最終手段は座席で授乳ケープだけど、それはほんとうに避けたい…
私は行きの新幹線では多目的室が使えたのですが、帰りは使用中で。
どうしたものかと思いながら多目的室の前のQRコードで同じように「授乳ができる場所…」と選んで乗務員さんを待つと…。
「多目的室はご利用の方がいらっしゃるので、もう少し狭いところになりますが…」と別のところに案内してくれました。
(いやいや、個室で快適に授乳できるだけで感謝ですよ!JR東海ありがとう!)
多目的室がどんな用途で使われているかわからない以上、空くのを待つのは非現実的。
多目的室が使用中でもまずは乗務員さんに相談してみるのがいいですよ!
授乳室を利用するための準備

東海道新幹線の車内では授乳のために個室を使わせてもらえることがわかったところで、快適に授乳するためにどんな準備が必要かをまとめます。
結論からいうと、あったほうがいいものは👇これ。
- スマホ
- 飲み物
- タオル・ハンカチ等
- スリングなどの簡易抱っこ紐
スマホ・飲み物・タオルなどの拭くものは授乳のときにはある意味当たり前だろっていう感じですが、新幹線の中で赤ちゃんが泣きだすと周囲の視線もあって焦っちゃいがちです。
実際私は急いで授乳室に逃れようと思って、飲み物を忘れちゃって。
授乳し始めて、ツーンってなったあとの「のど乾いたー」感覚のときに飲み物がないことに気づいて「あ゛あ゛あ゛ー」ってなったのでした。
だから新幹線に乗ったら授乳セットをひとまとめにしておくといいですよ!

おむつとか入ってるバッグを持っていったのに、不覚にも飲み物は座席のネットに置いてきたのよ…
そして、新幹線内で授乳した当事者として必要と思ったのが「スリングなどの簡易抱っこ紐」!
だってスマホで多目的室のQRコードを読み取りながら、片腕で抱っこしてるのって意外と大変です。
新幹線内だから少しは揺れますしね。
もちろん多目的室に着いてから降ろしたりするのが面倒でなければエルゴなどのしっかりした抱っこ紐でもいいと思います。
ただ、ベビーカーで多目的室まで連れて行くのはちょっと厳しいかも。
多目的室に行くまでに通路で人とすれ違えなくて手間取っちゃうし、多目的室使用中なら代わりの部屋に行くまでの道のりもあるし、代わりの部屋にはベビーカーは入らないし…。
なので、コニーやBettaがあるなら、新幹線ですぐ使えるようにしておくといいですよ!

私はコニーで多目的室まで連れていったんだけど、多目的室の前で乗務員さん待ってる間にすやすや寝てたわ… (^^;
どうするこれ?って思ったんだけど、起きたらまたお腹すいた泣きが始まると思って起こして授乳したよ
実際に授乳室を使ってわかった。これ気をつけて!
実際に授乳室を使ってわかったことは持ち物だけではなくて。いくつか注意してほしいことがあります。
まずは多目的室のようすを見て欲しくて。

この椅子に座って授乳するのですが、この上には…

荷物置き場があります!
よく見るとわかるのですが、この荷物置き場、座席よりも手前まであるんですよ。
だから授乳が終わって抱っこするときに気をつけないと、赤ちゃんの頭をゴン…!とぶつけてしまいます。
私は背が低かったから回避できましたが、これ要注意です。
それとも注意力散漫な私だけだったりする?
ほかに気をつけるべきことといえば、鍵をかけることくらいでしょうか。

鍵をかけてくださいねーと乗務員さんに言われて、「鍵?はて…」と思ったのは私が無意識に多目的トイレの「閉」ボタンみたいなのを探しちゃったから。
でもここの鍵は手動でした。

ドアのところの鍵を手で下ろします。
行ってみるまではけっこう不安だったベビー連れ新幹線でしたが、息抜きにもなったし行ってよかったと思ってます…!
これから新幹線デビューする方の参考になるとうれしいです。
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