「キヌガワ温泉、行こうよ!」
突然のダンナの一言。しかも、行こうよ!って言う割になぜかカタコトな「鬼怒川温泉」。

鬼怒川温泉なんかよく知ってるね

キヌガワ?…温泉ホテルがウェルカムベビーの宿らしくて。そんなに遠くなさそうだから
なるほど。関西出身であまり土地勘がない人から出てくる地名じゃないと思っていたけど、ウェルカムベビーの宿で調べたのね。
鬼怒川温泉ホテルには、普通の部屋のほかに「赤ちゃんルーム」と「キディルーム」があります。
この記事ではこの2つの部屋の比較と、実際に宿泊した感想をまとめています。
鬼怒川温泉ホテルに泊まるなら「赤ちゃんルーム」と「キディルーム」どっちを選ぶ?

赤ちゃん連れで旅行に行くならどんな部屋に泊まれるかは超大事。
ベビーベッドがあるホテルなんてなかなかないから和室を選ぶんだけど、和室でもベッドタイプだと困ったりしますよね。
だから鬼怒川温泉ホテルに赤ちゃんルームがあると知って、その部屋にしようと即決…しかけたら「キディールーム」もあるらしい。
公式サイトで何が違うのか見比べても、赤ちゃん用の備品ありすぎてよくわからん。
ということで一覧にしてみました。備品リスト!
違いを一言で言うと、キディルームにはベビーベッド、プレイスペース、キッズ机、大人用の癒しグッズがあります。
それに対して、赤ちゃんルームにだけあるのがキッズマット。
分類 | 備品 | 赤ちゃんルーム | キディルーム |
---|---|---|---|
調乳・食事 | 電子レンジ | ○ | ○ |
哺乳瓶消毒セット | ○ | ○ | |
調乳ポット | ○ | ○ | |
おむつ・トイレ | おむつ捨て用ゴミ箱 | ○ | ○ |
トイレ用補助便座 | ○ | ○ | |
洗面所・お風呂 | 水場踏み台 | ○ | ○ |
ベビーソープ ベビーシャンプー | ○ | ○ | |
シャワー | ○ | ○ | |
バスルーム滑り止め | ○ | ○ | |
温度計 | ○ | ○ | |
寝具 | おねしょマット | ○ | ○ |
ベビーベッド | × | ○ | |
遊び場・おもちゃ等 | バンボ | ○ | ○ |
バウンサー | ○ | ○ | |
キッズマット | ○ | × | |
プレイスペース | × | ○ | |
工作机 | × | ○ | |
絵本 | ○ | ○ | |
DVDプレーヤー | ○ | ○ | |
ママ&パパ癒やしグッズ | ヘアーアイロン | × | ○ |
フットマッサージ機 | × | ○ | |
美顔器 | × | ○ | |
その他 | お部屋のゴミ箱 | ○ | ○ |
コンセントカバー | ○ | ○ | |
加湿機能付き空気清浄機 | ○ | ○ |
設備・備品を見た印象は、キディルームは工作机などがあるので幼児向けで、赤ちゃんルームのほうは歩く前の赤ちゃん向けなのかな、と。
うちはもう1歳になっていたので、遊べる場所が多いキディルームのほうにしました。
ベビーベッドがあるから寝かせるのもラクそうだし、寝付いたらフットマッサージ機や美顔器で癒されようと楽しみにしていました。
キディルームに泊まってみた!部屋の中と備品紹介
鬼怒川温泉ホテルは到着したそばから子供連れが大半で、抱っこ紐ですやすや寝ている生後数ヶ月の子もいれば、元気に走り回る小学生も。
子供が多いところだと、赤ちゃん連れの旅行も安心感があります。
で、こちらが今回お世話になったキディルーム。部屋を入って障子を開けると、おぉー!

メインは畳になっていて、
右にはベビーベッド、そして電子レンジと調乳用の備品。

左手には工作机とちびっこサイズの椅子。隣にバウンサーやバンボもあります。

そして奥(広縁)にあるのがプレイスペースですね。
旅館によくある「机と椅子のところで景色を見ながらくつろぐ」ことはできないのかと思っていましたが、プレイスペースに大部分を占拠されているものの、大人が座れる椅子は用意されています。

椅子の横にはおもちゃ箱があって、IKEAの木製列車おもちゃ・ボーネルンドの木製おままごと・LEGO的な大きなブロックが入っていました。

そのほかの備品もホームページのとおりで、電子レンジ・ポット・哺乳瓶消毒用グッズ・哺乳瓶用洗剤とブラシ・踏み台・オムツ用ゴミ箱などなど。


アメニティも子供用のが準備されていて、動物柄のバスタオルのほかに、かわいい袋に入ったボディタオル&歯ブラシ、子供用のハンガーもありました!

これは予定外!!キディルーム、思ってたのと違ったところ

娘はもう1歳半になるというのに、バウンサーを見て大興奮!
よちよち歩きでバウンサーに突撃して自分で乗り込みます。
(バウンサーが壊れないかと慌てたのは親のほう。取説を見たら2歳までOKらしい。)

一方のダンナは列車セットにワクワク。楽しく線路を組み立てています。

おもちゃもデフォルトで用意されているので助かります。この部屋にしてよかった!と思っていたのに、予定外なことに気づいたのは夜になってからのこと。
あれ?このベビーベッド…

このベビーベッド、寝かせられないじゃん!
よくよく見たら、ベビーベッドは60cm×90cmのミニサイズだし床板が高すぎます。
余裕でつかまり立ちする娘を寝かせることができません。
仕方なく畳に子供用の布団を敷いて寝ることに。
古い建物にありがちな電源問題
そして、子供を床に寝かせたことによって発生した想定外だったのが、コンセント。
それなりに古い建物だからこそコンセントが多くなくて、スマホやタブレットを安全に充電できる場所がほぼありません。
我が家で一番早起きな1歳児が、朝から歩き回ってコードに引っかかるのは避けたいところ。
さいわい広縁の隅にコンセントがあったので、そこで一部充電しつつ、残りはモバイルバッテリーに頼りました。
キディルーム自慢のプレイスペース

そして日が沈むにつれ気づいたのが、プレイスペース寒すぎる問題。
たまたま宿泊したのが2月の寒い日だったからというのは大きいのですが、大きなガラス窓に面しているためプレイスペースが極寒で。
早々におもちゃを持って畳のメインスペースに移動してきました。
でも畳のスペースで十分遊べるのでプレイスペースを使えなくても不満は無し!
(プレイスペースで遊んでもらっている間に大人は畳でお茶でも一服…という作戦が、近くで遊ばれるとお茶をこぼされそうで危うくなった程度で。)
なお、プレイスペース(広縁)に繋がる襖を閉めると、広縁が厚い二重窓の役割を果たして畳の部屋ではあったかく過ごせるので寒がりさんもご心配なく。これ、夏場も断熱されて畳の部屋は涼しくてよさそう!
キディルームがおすすめなのはこんな人

実際に泊まってみてわかったのはキディルームが一番刺さるのは「乳児と幼児が両方いるファミリー」だということ。
キディルームは幼児向けの工作スペースがあって塗り絵や色鉛筆などが用意されているわりに、ベビーベッドは生後数ヶ月向けだし調乳用の備品が妙に充実しています。バウンサーとバンボもありますしね。
3歳以上の幼児と生後数ヶ月の赤ちゃんが両方楽しめる設計になっているわけです。
おもちゃも部屋に用意されているので、赤ちゃんがベッドでお昼寝している横で遊ぶことができますよ。
そのほか、赤ちゃんと泊まりたいけど赤ちゃんルームが満室というケースにも、調乳セット等々ひととおり用意されているのでキディルームはおすすめです。
赤ちゃんルーム・キディルームの隠れたメリット

最後に。赤ちゃんルームやキディルームがいっぱいで泊まれなくても知っておいてほしいのがプレイルームの存在。
赤ちゃんルーム・キディルームと同じ懐かし館4階にあります。

そういえばプレイルームに近いっていうのもキディルームに泊まる大きなメリットだったよね

大浴場から部屋への通り道にあるから、ママと子がここで遊んでるとすぐわかるのも便利だった
こちらにあるのはねんね期の赤ちゃん向けのベビージムから、絵本・車・ニューブロック・おままごとセット・すべり台・輪投げなどなど。
乳幼児のどの年代でも楽しく過ごせるおもちゃが充実しています。

宿泊したキディルームにもおもちゃはありましたが、このプレイルームは圧倒的なので、パパとママが順番に温泉を堪能している間、娘を連れてプレイルームで遊び倒しました。
プレイルームが使えるのは15:00〜19:00です。朝の時間は空いていないのだけ要注意。

朝、チェックアウトの荷づくり中にパパと子がプレイルームに退避できればカンペキになる!

今回は荷づくり中は部屋のおままごとセットで遊んでてもらったよ。

最後に部屋のおもちゃが揃ってるか確認したんだけど、バナナの片割れを座布団の下から探し出すのに一苦労w
なんだかんだ言いつつも大満足だったキディルーム。
今回はお部屋の紹介でしたが鬼怒川温泉ホテルでの1歳児連れの食事がどうだったかは次の記事で紹介したいと思います。
ちなみにキディルームにはフットマッサージ機や美顔器もありましたが、大興奮の娘の相手に疲れて親の私たちもすぐ寝ちゃったので使いませんでした(苦笑)。次回泊まりに行ったときには使いたいぞ!
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